さかなたちがすむ、
環境を
守る
も場は、海そうがたくさんはえているところです。干潟は、海水が引いたときに、あらわれる砂浜です。
も場や干潟は、大きなさかなが入ってこないこと、さかなの子どもたちが食べるえさとなる、小さな生き物がたくさんいます。も場は、卵から産まれた子どもが育つために重要な場所で、海のゆりかごと呼ばれています。
また、も場に生えているコンブやワカメなどの海そうは、ウニやアワビなどのえさになるほか、加工されてわたしたちが食べる重要な水産資源です。干潟にすむエビ・カニ、貝なども重要な水産資源です。
も場や干潟には、たくさんの細菌やプランクトン、貝、エビ・カニなどがすんでおり、これらは、海水や海底のよごれを取り除き、きれいにする働きがあります。
さらに、も場の海そうは陸上の植物と同じように、二酸化炭素を酸素に変える光合成を行う働きがあり、海水中の二酸化炭素を減らして、地球の温暖化を防ぐ役割もあります。
しかし、最近では、海岸の埋め立てやコンクリート化などで、大切なも場や干潟が減ってきています。また、も場では海そうを食べる生き物たちによって、食べられたりして減っいます。
そこで、も場が減っている原因を調べて、も場を回復させる研究を行っています。
も場に群れるさかなの子どもたち
たくさんの生き物がすむ干潟で潮干狩り
葉っぱを食べられて、くきだけになった海そう
岩の上の海そうをウニがすべて食べてしまいました